CallResonator’s diary

初めて構築記事かいた

S11 R2000達成したが

 

 今更だが前々期の自分に対するお説教というか、前期に自分の成長を感じられた事を素直に喜びたいので毒抜きの為にねんねんころり宛てに書いておく。

 

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 本当に有り難い事に、サーバーの方から貰った構築でS11はR2000を達成できた。結果自体は喜ばしい事だが、自分の構築力の無さ、環境考察の甘さなど漫然とした態度が多かった。ゲボカス。

 

 サーバーの皆が意気軒昂としていた中、自分だけその温度感に乗り切れないまま目標設定をした事が自分自身に苛々させられていた一番の原因。実力が伴っていないばかりか、努力が足りていなかったのも相まって前々期の自分が今年一番情けなかった。

 

 型バレの危険を冒して構築を使わせてくれた方には前期S12こそ良い結果をお見せしたかったが、前期も自構築・自力でのR2000↑到達には届かなかった。1830スタートとかいう体たらくからの追い上げだけは魅せられたものの、それでも負けは負け。

 

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 言い訳できる要素は沢山あるし、表向きにはそう宣って憚らない。だからこそ、リミットいっぱいまで逃げずに戦ったメンタルを手に入れた前期を鑑みると悔しさが残る。

 とはいえ最終日までの努力が明確に表れたシーズンでもあった。そこだけは認めてやっても良い。それでも弱さは罪。結果を追う姿勢がまだまだ足りていなかった。クズはクズなりに毎日足掻け。

【S10 最終488位】旧態依然クマカミサイクル【R1947】

 ねんねんころりと申します。

皆さまS10お疲れ様でした。今回は学びが多かったのもあり構築記事を書きましたので、興味のある方はぜひ最後までお読みください!

 

 

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構築経緯

 

 

 始めはハッサムやサンダーを絡めた対面操作パーティを使用して序盤元気マンしていましたが、中盤になる頃に勝率が低迷して練り直す事に。(体感ではこの時点でBIG6への対策が足りていなかった気がする)

 

 お気に入りの眼鏡ハバタクカミ+残飯ヘイラッシャ(特殊エース+クッション)を性懲りもなく軸にスタート。

 

 オオニューラのフェイタルクローや、カバルドンのあくびループといった状態異常を抜けながら技範囲と高い一貫性で殴っていけるラムのみ飛行テラスカイリュー(汎用物理エースor誤魔化し枠)を採用。

 

 電気の一貫切りと、チオンジェンやキョジオーンといった高い耐久で択をしかけてくる相手に後出しから殴っているだけでテンポを取り返せる火炎玉フルアタガチグマ(状態異常透かし+崩し枠その1)を使ってみたかったので採用。

 

 対面駒として先発・後発に出し易く、前期一位の構築にも採用されていたS10の隠れた勝ち馬ポケモンの1匹と考えられる剣舞悪ウーラオス(先発orスイーパーor崩し枠その2)を採用。

 

 ここまででフェアリーの一貫がキツすぎる&環境でシェアの高いハバタクカミやサーフゴー、ロトム系列といった特殊アタッカーへの後投げが出来る枠を検討。これらの要素を満たし顔面の圧力が強いHDチョッキジバコイル(有限特殊受け+選出誘導+対面操作)を採用し構築が完成しました。

 

※終盤にオーガポンと一部のポケモンが採用可能となった事で環境が激変し、加えて最終盤にはカミイダイトウやカバツキなどの並びも台頭。今回の構築はこれらのパーティが増えて少し動かしやすかったかもと今は考えています。

 

 

コンセプト

 

 

・スタン要素を残しつつ高火力・高耐久ポケモンで対面・展開・サイクルを回す。(その手の構築しか練度が高くない為)

 

・選出パターンを明確にし毎試合イニシアチブを取れるよう心掛ける。

 

・相性不利な並びもパワーである程度抗えるようにする。

 

・使いたいポケモンで勝ちたかった。

 

 

個体紹介

 

 

 

カイリュー 

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テラス:ひこう 性格:いじっぱり

特性:マルチスケイル

持ち物:ラムのみ

実数値:175(68)/202(236↑)/116(4)/-/121(4)/125(196)

技構成:テラバースト/しんそく/じしん/アンコール

 

《調整》

HBD…HP実数値16n-1、よくある調整のカイリュー。BDは余りで振り得。

A…なるべく高く。

S…準速キノガッサ+3。中速の中でも遅めのポケモンから低速まで抜いている程度。

 

 ラムのみとアンコールを持たせて通りの良い飛行テラバーストで裏から貫くか先発で暴れてもらっていた。相手の選出次第で三タテしてくれたりして今作最強の名に恥じないポケモンでした。

 初めて使ったが尋常じゃなく強い。オオニューラや電磁波カミを一方的にボコれて爽快感が凄いです。チオンジェンにやどりぎを打たれてからアンコールで返しても、こちらは羽休めがないので守るを挟まれると殴り勝てない事に気付いたのは勉強になりました。

選出率1位

 

 

ウーラオス

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テラス:あく 性格:いじっぱり

特性:ふかしのこぶし

持ち物:きあいのタスキ

実数値:175/200(252↑)/121(4)/80/149(252)

技構成:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/つるぎのまい

 

《調整》

 特に語ることのないASブッパ。スイーパーとして強く削れたパオジアンにも安定して使い勝手が良かった。つるぎのまいを前期1位の攻め意識さんが搭載していた事から、下手なサブウェポンよりも一致技の火力を上げて、短いスパンで大きな負荷をかける方が建設的な事に気付かされました。

 今更ながら最上位の方々が日々いかに研究されているかというものです。

選出率同率3位

 

 


ガチグマ

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テラス:どく 性格:いじっぱり

特性:こんじょう

持ち物:かえんだま

実数値:223(140)/204(204↑)/129(28)/-/107(52)/81(84)

技構成:じしん/からげんき/かみくだく/冷凍パンチ

 

《調整》

A…意地カイリューと同値+根性で補強。

HB…ステロ+やけどダメ1回+カイリュー の鉢巻逆鱗耐え。陽気A252水ラオスの水流連打確定耐え。毒テラス時鉢巻ラオスの意地特化インファ二耐え。
HD…ブエナツツミのフリドラ+ステロ+やけど込み確定耐え。眼鏡ツツミのフリドラ乱数18.75パー(SかA落とせば確定耐え)。
S…S無振りヒスイヌメとジバコ抜き。

 

 崩し枠その2と電気避けに採用しましたが、根性が乗った時のパワーが異常すぎて一瞬で虜になりました。意地A特化オーガポンのウッドホーンも毒テラス時には最大20パーしか入らない為元々の物理耐久に助けられた場面は非常に多く感じました。

 スペックが高い分扱いの難しいポケモンとも思える場面がしばしばあったので、こういったタイプのポケモンはサイクル駒としても対面崩しとしても妄りには選出しない意識は必要だと知見を得られました。

選出率同率3位

 

 

 

ヘイラッシャ

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テラス:フェアリー 性格:わんぱく

特性:てんねん

持ち物:たべのこし

実数値:257(252)/120/183(252↑)/-/86(4)55

技構成:ウェーブタックル/じわれ/あくび/まもる

《調整》

 いつものHBブッパ個体。フェアリーは終盤増えた悪テラス鉢巻パオを意識しました…というよりテラスを切りたい場面で耐性面で優秀なフェアリーが一番無難と考えていました。

 

 ヘイラッシャは基本的にオーガポン系列には弱いという認識が自分の周囲では幾つか意見としてあったのですが、誤魔化したり対面処理するだけなら型を限定する事で充分こなせると解禁当初から考えていました。

 

 特に岩・炎ポンの二体にはウェーブタックルが等倍かつASベースなら5割以上の削りは安定して入れられる為、身代わりをケアする動きとしてウェブタ→ウドホ被弾→次ターン守る→ウェブタorあくびといった順序で流すか打ち合うかを選べる。と気付いてからは徹底して受け切るという思考にはなりませんでした。

選出率同率2位

 

 

 

ジバコイル

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テラス:フェアリー 性格:おだやか

特性:アナライズ

持ち物:とつげきチョッキ

実数値:177(252)/-/135/151(4)/156(252↑)/80

技構成:10まんボルト/ボルトチェンジ/ラスターカノン/テラバースト

《調整》

 過去にくろこさんが動画で上げていたHDブッパ個体を丸パクりしました(リスペクトしました)。

 鋼枠が欲しかったことと、電気タイプや鋼の一貫切りもさることながら、採用理由として最も大きかったのは草・水・岩オーガポンの三体に対し一致技を半減で最低限受けられる事でした。

サブ技に馬鹿力のない個体をボルチェンやラスターカノンで削って、カイリューラオスの先制技圏内に入れるのが役割でした。

 非常に疑問の残る枠ですが、テツノツツミ・ハバタクカミに選出画面で圧力が欲しいと思い最終日まで使い続けました。

選出率4位

 

 

 

ハバタクカミ

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テラス:フェアリー 性格:ひかえめ

特性:ブーストエナジー

持ち物:こだわりメガネ

実数値:159(148)/-/91(124)/187(116)/156(4)/170(116)

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/ハイパーボイス/ほろびのうた

《調整》

HB…意地鉢巻カイリューのA特化じしんを最高乱数切り耐え。陽気ランドのA特化地震確定耐え。(この二体の飛行テラバは流石に耐えられなかった…)

HD…ひかえめイーユイのオーバーヒートを12.5パーの高乱数以外耐え。控えめブエナカミのC特化シャドーボール耐え。ブエナツツミのフリドラ→ドロポン耐え。控えめヒスイヌメルゴンヒードランのC特化ラスターカノン確定耐え。

C…臆病C252カミと同じになるだけ回しました。

S…最速ガブリアス抜きライン。耐久厚めのオーガポンをギリギリ抜いてるくらい。

 

 S10中盤までは対面の最速オーガポンに上からしばかれていたのが気になりすぎた為、Cを落としてSを最速オーガポン抜きまで振って耐久を更に厚めに振ったサイクル下での特殊エース兼削り役の調整で使っていました。

 しかし、このハバタクカミの倒したいポケモンが中速のエースアタッカー(カイリュー・ウーラオス・イダイトウetc.)や相手の特殊エースであったのに加え、オーガポン対面よりもカイリューと打ち合うシーンの方が明らかに多いと感じて調整を上記のものにしました。

選出率同率2位

 

 

基本選出

 

 

カイリューカミラッシャ

カイリューラオスカミ

・カミクマラッシャ

カイリュージバコカミ etc.

 崩しが必要なドヒドディンルーやチオドヒドのような並びにはガチグマやラオスといった熊クマ選出をする場合もあり、カミイダイトウ・オーガポンなどが同居する並びにはカイリューラオスの先制技持ちの選出だけは確定してから流動的に立ち回る事を意識しました。

 

 

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まとめ

 

 

 今シーズンは沢山学べる事が多く、その中で逆張りみたいな構築でこの結果なら…と概ね満足しております。

ただ、SVから目標レートや順位を明確に意識するような対戦を始めたので、もう少しだけ次シーズン以降に良い構築が作れたら次のステップを目指したいと考えています。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!

【S8 最終778位】心中セグカミディンラッシャ【R1938】

ねんねんころりと申します。

 

皆さまS8お疲れ様でした!

このシーズンから新たなポケモン達が多数参入し、レギュCから一時離れていたプレイヤーもある程度は復帰された目新しい構築の多い環境だったと思います。

 

自分は新しいポケモン達の強い型を開拓する始めのシーズンというのはどうも苦手で、メタゲームの要素が出てくるS9はもう少し違った並びを使いたいと思います。

 

構築には目新しい部分がないので細かい部分は割愛させていただきますが、最後まで読んでくださると嬉しいです!

 

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構築経緯

 

 

 前シーズンと変わらず使い慣れた並びで、今作から推しポケのセグカミラッシャ@3で序盤はぼんやり潜っていました。

 

 このままでは面白みもないのでセグカミラッシャを一度封印し、カイリュー・ウーラオスヒードランなどを採用した新しい構築を手なりで組んで遊んでいました。

 が、練度の差や採用したポケモンに信頼が置けず結局中盤以降はまたセグカミラッシャに戻って@3のポケモンを探しました。

 

 その頃流行り始めたドヒドや、オオニューラなどから展開されるどくびしがケアできない・こちら視点で不利な択が発生して辛い戦いを強いられる中、またも友人のまるさんから毒テラスの採用を提案されたので、たまたま採用していたディンルーとヘイラッシャの並びに合っているという事でそれに乗っかりました。

 

 ディンルーとヘイラッシャというパワーの高い展開・受け役を安定して通したい事から、相手が変化技を気持ち押しにくくなる・受けや積みアタッカーを機能不全に出来るスカーフトリックサーフゴーを採用。

 

 その時点で浮いているポケモンが居らず、選出画面で圧力のあるカイリューを採用。ステロ吹き飛ばし型のディンルーとのシナジーや、積み展開への誤魔化しとして羽休めドラテ型にして構築が完成しました。

 

 

コンセプト

 

 

・安定行動の中でサイクル有利、対面有利を作り、対戦中に発生する択を極力減らす。

 

・撃ち合いに強い物理、特殊枠を軸にする。

 

・相手の並びに対して選出択を比較的生まない安定したパターンを違う並びの相手にも再現する。

 

 

個体紹介

 

 

セグレイブ

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テラス:でんき 性格:いじっぱり

特性:ねつこうかん

持ち物:とつげきチョッキ

実数値:205(116)-216(252+)-113(4)-/-107(4)-124(132)

技構成:つららばり/じしん/テラバースト/こおりのつぶて

 

〈調整〉

前期と全く同じ構成。

今作の推しポケその2(その1はバンギラス)

選出率同率3位

 

 

ハバタクカミ

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テラス:フェアリー 性格:ひかえめ

特性:こだいかっせい

持ち物:こだわりメガネ

実数値:159(228)-/-91(124)-187(124+)-156(4)-159(28)

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/サイコショック/ほろびのうた

 

〈調整〉

前期と全く同じ。眼鏡ムンフォツヨイ。

選出率1位

 

 

ヘイラッシャ

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テラス:フェアリー 性格:わんぱく

特性:てんねん

持ち物:たべのこし

実数値:257(252)-120-183(252+)-/-86(4)-55

技構成:あくび/まもる/ウェーブタックル/じわれ

 

〈調整〉

前期と全く同じ。じわれツヨイ。

選出率2位

 

 

ディンルー

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テラス:どく 性格:わんぱく

特性:わざわいのうつわ

持ち物:オボンの実

実数値:261(244)-130-168(60+)-/-126(204)-65

技構成:じしん/カタストロフィ/ふきとばし/ステルスロック

 

〈調整〉

 HB…意地A特化珠ラオスのドレパンをオボン込み2耐え。陽気A特化ラオスの鉢巻インファ確定耐え。水ラオスの一致テラスパングロ水流連打をオボン込み確定耐え。ノーマルテラスガチグマの根性からげんき確定耐え。水テラス適応力意地A特化イダイトウのウェーブタックルを最大ダメージ99%の確定耐え。

 

 HD…臆病C特化ハバタクカミの一致テラスムンフォ確定耐え。一致テラス臆病C特化眼鏡ムンフォ乱数50%。毒テラス時最大ダメージ71(27%)まで。ブエナツツミのフリドラ→ドロポン確定耐え。

 

 SVのランクマ解禁から今シーズンに入って、初めて(今更)使ったバケモン。 

あらゆる等倍技を涼しげに耐え、高火力一致テラス抜群も何故か殆ど耐える。ドヒドディンルーなどが流行った中でも毒ディンルーはパーツとしてもサイクル要員としても優秀すぎました。地面枠かつ受け駒を探している方は、是非ディンルーの調整をダメ計などしつつ自慢のバケモンを生み出しましょう。 選出率同率3位

 

 

カイリュー 

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テラス:ノーマル 性格:いじっぱり

特性:マルチスケイル

持ち物:あつぞこブーツ

実数値:193(212)-202(236+)-116(4)-/-121(4)-107(52)

技構成:しんそく/じしん/ドラゴンテール/はねやすみ

 

〈調整〉

 よくあるカイリュー

耐久をなるべく高くして、積み技をドラゴンテールで流したり、ディンルーのステロと合わせて裏のエースの一貫を取れるまでダメージを蓄積させる&浮いてるポケモンとして採用したが、何故か全く選出しなかった。

見せ合い画面での圧力が最強すぎる為、いつまでもベンチを温めてくれていた。 選出率同率最下位

 

 

サーフゴー

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テラス:みず 性格:おくびょう

特性:おうごんのからだ

持ち物:こだわりスカーフ

実数値:181(148)-/-116(4)-169(124)-112(4)-146(228+)

技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/10まんボルト/トリック

 

〈調整〉

 何かを確定で耐えたり素早さラインはどこかを抜いてたりするがよく覚えていない。

受け気味の並びに対してトリックを押して技範囲で削り裏で詰める役。変化技に対するアンチテーゼとして・カイリューディンルーとの有名な組み合わせとして採用したが全く選出しなかった。 選出率同率最下位

 

 

基本選出

 

 

・セグレイブ+ヘイラッシャ+ハバタクカミ

・ディンルー+ヘイラッシャ+ハバタクカミ

・ディンルー+ハバタクカミ+セグレイブ

・ディンルー+カイリュー+ハバタクカミ(全くしなかった)

 

 受け駒の二匹が嵌められやすいポケモンだが、その二匹のあくび展開やふきとばしに加えて、ハバタクカミのハイパーボイスやほろびのうた・セグレイブのつららばりといった身代わり貫通など気持ちフンワリとケア出来た試合も多かった。

 

 

重いポケモン

 

 

・身代わり持ちのイダイトウ

・零度パオジアン(ケアできないので避けるしかない)

・鉢巻悪ラオス(ハバカミにテラス残さないとジリ貧になりやすい)

・くさわけASガチグマ(Sラインを上げてくるのでシビアに立ち回らないと厳しい)

 

 

最終順位

 

 

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まとめ&Special thanks

 

 

 今シーズンはみんなが強くて新しいポケモンを使っていましたが、完全に取り残されたので古代の遺物統一で頑張りました。S9は新しいポケモン(バケモン)の開拓を頑張りたいです!

 

・個体や育成論紹介をしてくれて、R2000連続到達された まるさん(@maru88nonbili)

 

・お渡ししたクエスパトラを活躍させてくれてR2000達成された ひよこさん(@poke_hiyoko)

 

・ぺすたシステムを開発され、R2000達成されたぺすたさん(@pesuta888)

 

・プレイングのアドバイスや流行りの並びへの所感や対策を話し合ってくれた としきさん

 

・地割れと零度の相関関係について熱く語り合ってくれたキングカズさん

 

・デカヌチャンネルさんの取材で緊張されていたこおさん(@poke_ko_1008)

 

・俺に色イダイトウ♂をくれる予定のロザミア

 

・自由な校風で我々を見守り続けてくれている鯖主のじんぐうじさん(@qdPr8t9nyK6OvHb)

 

 

 ポケモンサーバー《株式会社じんポケ》は新しい仲間を募集しております!!

これからポケモンを始めたい・もっと強くなりたい・楽しくワイワイやりたい

 

そんな方がこの記事をご覧になっておりましたら、上記のまるさんのアドレスか自分の所へDMを宜しくお願いします👍👍

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました!!

【S7 最終469位】パオ狩り古代象【R1900】

ねんねんころりと申します。

 

S7は3桁↑到達のボーダーが低く、過去最高順位なものの、レートは1900止まりとタイトル通りとなりました。

 

依然としてセガカミラッシャ構築にお世話になりましたが、今回も最後まで読んで頂けると嬉しいです!

 

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構築経緯

 

 いわゆる厄災環境と言われた対戦シーンもS7で終了を迎えました。各個体の型の開発もあらかた進んだ中で、しっくり来る構築が見つからずにS6からS7中盤まで迷走。

 そんな時に友人のまるさんから、セグカミラッシャのパーツとして有用な水テラスイダイナキバの育成論を提供して頂きました。

 

 セグレイブとイダイナキバのどちらか(或いは両方)を先発に置いて荒らして試合のテンポを取り、最低限のサイクル要員及び展開役のクッションから高火力の特殊アタッカーでスイープする動きをメインに構想を練ることに。 

 

 前々期から使い続けていた襷ハバタクカミを、中速・鈍足対面を上から破壊でき、テラス後の耐性の優秀さから強引な3タテも視野に入れられる耐久振り眼鏡ハバタクカミに変更。

(これも友人のまるさんの技構成・努力値を丸々パクリスペクト)

テラスが残っていた場合はラス1パオジアンとの対面でも打ち勝てる・平時は高い素早さと絶妙な耐久を頼りに高い火力を押し付けられるようにしました。その引き先として、相手の高火力物理アタッカーや火力のない特殊枠にも、異常な耐久力と欠伸展開で強引に切り返せる残飯ヘイラッシャを続投。

 

 ここまでで4体の選出枠を埋めながら、残り2枠をころころ変えて潜っていた所、結局は先発枠が増えただけでワンパターンなことに気づき、ハバタクカミとは弱点が一貫せず、相手には一貫性の高い技範囲と火力を出せるお化け金魚こと、耐久振り控えめスカーフイーユイを採用。

 今まで重かった変化技による誤魔化しを許さないサーフゴーにイーユイが強く出られる事から、その補完枠としリーフストームで脱出パックによる能動的な対面操作や、再生力由来のサイクル性能、キノコの胞子による運ゲー、詰ませが出来るモロバレルを採用して構築が完成しました。

 

 

コンセプト

 

・先制技と高火力技が飛び交う中でもタイプの優秀さ、耐久力を活かして戦っていける有限的なサイクル。

・それなりの素早さを担保に受からない火力と一方的な択を押し付けて圧を掛けていく対面。

・上記の要素を損なわない様に安定行動を増やせる展開。

以上を繋ぎ合わせて対面>展開≒サイクルの側面を自分なりに形にした準スタンダード構築。

 

 

個体紹介

 

セグレイブ

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テラス:でんき 性格:いじっぱり

特性:ねつこうかん

持ち物:とつげきチョッキ

実数値:205(116)-216(252+)-113(4)-/-107(4)-124(132)

技構成:つららばり/じしん/テラバースト/こおりのつぶて

 

〈調整〉

 HD…テラス無しでステロ+臆病C252テツノツツミの鋼テラバースト確定耐え。またはHP満タンから臆病C252ハバタクカミのフェアリーテラスムーンフォース確定耐え。

 A…特化。撃ち合いに強くするため妥協出来ない。

 B…余り。HP満タンから、持ち物補正なし意地A特化パオジアンの聖剣確定耐え。及び意地A特化テツノカイナのドレインパンチ確定耐え。

テラス時、意地A特化鉢巻カイリューの飛行テラバーストを2耐え。

テラス時、意地A特化命の珠ミミッキュのじゃれつく+ゴーストテラスかげうちを確定耐え。

 S…準速ガッサ抜き抜き。

 

 今作で見つけた推しポケ第2号。

見せ合いの時点で圧力が高く、テラスを切った際の捲り性能も健在です。元々のタイプもあって厄災ポケモンのパオジアン、イーユイに不利を取りがちですが、それらを処理した後の取り巻きの多くに安定して打ち克てる強さは偉いの一言でした。

 このポケモンの最大の役割対象は、対面のサーフゴー及び鋼テラバーストやフェアリーテラバーストを仕込んだテツノツツミですが、電気テラスタルによってフェアリー技等倍、飛行・鋼技が半減になることでサーフゴー・ツツミに安定して勝てました。ツツミ対面ではテラスを即切りしたとしてもドロポンが等倍になるのは妥協しやすく、択の回避とツツミ側が避けたいドロポンゲーに持ち込める点がむしろ強かった。

 副産物として飛行テラバカイリューを引き先で見てからテラスを切り、テラバーストを耐えながら倒していける点も電気テラスタルが活きていました。

 

 

ヘイラッシャ

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テラス:フェアリー 性格:わんぱく

特性:てんねん

持ち物:たべのこし

実数値:257(252)-120-183(252+)-/-86(4)-55

技構成:あくび/まもる/ウェーブタックル/じわれ

 

〈調整〉

 HB…特化。悪テラス鉢巻パオジアンのかみくだくを受け出しからテラス後2耐え。草及び電気テラス鉢巻パオジアンのテラバースト確定耐え。鉢巻カイリューの飛行テラバースト2耐え。

 D…ステロ+臆病C252ハバタクカミのフェアリーテラスムーンフォース確定耐え(控えめC116ハバタクカミの眼鏡ムーンフォース+ステロ込み確定耐え)。FCロトムのC無振りボルトチェンジを食べ残し+まもるで2耐え。C252控えめ10万ボルト確定耐え。

 

 特筆すべきことの無いHB特化個体。Hを甘えてBD振り調整も検討したが、ヘイラッシャというポケモンで択の発生やあくび+じわれによる運ゲー要素を踏まえると、Dを振ってH実数値を減らすと拘り物理アタッカーに対して若干脆くなるのが懸念点だった。

 身代わりなどが無い高火力物理アタッカーだけに仕事をしてもらうという事で調整をブッパにし、相手の特殊アタッカーに対して耐久と火力を両立した上記のセグレイブや後述のポケモンでなんとかしようと判断した。

 

 

ハバタクカミ

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テラス:フェアリー 性格:ひかえめ

特性:こだいかっせい

持ち物:こだわりメガネ

実数値:159(228)-/-91(124)-187(124+)-156(4)-159(28)

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/サイコショック/ほろびのうた

 

〈調整〉

 HB…A20振りまでのディンルー及び無振りヘイラッシャの不一致ヘビーボンバー確定耐え。

意地命の珠ミミッキュのじゃれつくまたはかげうち確定耐え。テラス時、悪テラス鉢巻パオジアンのかみくだく確定耐え。鉢巻パオジアンのこおりのつぶて確定耐え。意地A特化鉢巻カイリューのじしん確定耐え。

 

 C…臆病C特化ハバタクカミより1だけ高い数値。フェアリーテラス眼鏡ムーンフォースで、瞑想+1ハバタクカミを下から動いて確定2発。

H124振りD132振りヘイラッシャを眼鏡ムーンフォースで50%の乱数1発。テラス切りで確定。上記調整の鋼テラスヘイラッシャを53%の乱数2発。

HDベースの腕白ディンルーは特化個体でも眼鏡ムーンフォースで87.5%の乱数1発。慎重HD特化ディンルーはテラスムーンフォースから確定1発。

 D…余り。

 S…最速90族より実数値が3だけ高い。

 

 耐久力を可能な限り振り、引けない対面の相手に無理やり撃ち合って勝つ為のハバタクカミ。Sラインを削っているものの、襷や数の少ないスカーフであるかの様に投げてケアさせて勝つ試合もままあった。半減受け出来る相手には、確保した物理耐久と元々高い特殊耐久から無理やり後投げして削るといった動きもできた。

特殊アタッカーとの撃ち合いには火力と総合HPが高いこともあり、ウルガモスなどの積みエース相手にのみ、ほろびのうたで流すムーブを心がけていた。

 

 耐久を振ったとはいえ元々のHB種族値が貧弱な為、あくまで一撃だけ受けて返しに倒すプロレス型なので過信は禁物。耐久をある程度下げてガブリアス抜き調整までするのも一考か。

 

 

モロバレル

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テラス:ほのお 性格:のんき

特性:さいせいりょく

持ち物:だっしゅつパック

技構成:リーフストーム/ヘドロばくだん/イカサマ/キノコのほうし

実数値:221(252)-105-121(156+)-105-113(100)-32(↓個体値3)

 

〈調整〉

 HB…陽気パオジアンのつららおとし確定耐え。意地A特化キノガッサの炎テラバースト確定耐え。チョッキディンルーのA特化じしん2耐え。

 D…臆病テツノツツミのC252フリドラ及びれいとうビームを確定耐え。臆病C252ハバタクカミのムンフォ+シャドボ耐え。同ハバタクカミ及び控えめハバタクカミのサイコショック確定耐え。

 

 ヘイラッシャとは違い両受けの駒としてサイクル要員、再展開の為の引き先となる枠として採用。後述のイーユイと相性がよく、数的有利を取った後は飛行テラバ竜舞カイリュー以外にはこの並びで概ね詰められました。

1舞いした後のカイリューが破壊神すぎる為、対面カイリューに比較的強く出れる並びの中に採用した事で殆どカイリューは出てこなかった(と思う)。

氷タイプや同じ草タイプを誘う枠としても機能し、後述のイーユイとイダイナキバを通す呼び水となったキノコ。

 

 

イーユイ

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テラス:ゴースト 性格:ひかえめ

特性:わざわいのたま

持ち物:こだわりスカーフ

技構成:あくのはどう/かえんほうしゃ/バークアウト/オーバーヒート

実数値:155(196)-/-105(36)-187(116+)-141(4)-140(156)

 

〈調整〉

 HB…A特化鉢巻カイリューのノーマルテラスしんそく確定耐え。意地命の珠ミミッキュのじゃれつく+かげうち確定耐え。テクニシャン意地ガッサのマッパを最高乱数切りで耐え。

 C…臆病C252と同値。H4振り珠ミミッキュをばけのかわ+命の珠ダメ+かえんほうしゃで確定で落とせる。

 D…余り。臆病C252ハバタクカミのムーンフォース確定耐え。HBロトムハイドロポンプ確定耐え。

 S…スカーフ込みで実数値211の最速ドラパ抜かれ。最速パオジアン抜き。鉢巻カイリュー に稀に遭遇した為Sラインを甘えた。

 

 特性と一貫性の高い炎と悪技の2ウェポンから削れた相手をスイープして行く枠。ゴーストテラスタルによって抜群か等倍で入るしんそくマッハパンチを透かせるように。打ちたいテラバーストが無かったわけではありませんが、元々のタイプが耐性と攻撃性能のバランスが良かった為タイプ一致の2ウェポンと身代わりを置く特殊アタッカーへの返しとしてバークアウト、ゴリ押しのオーバーヒートとしました。鬼火などを採用して無理やり裏の起点にするのも良いかもしれないが、外しが許せなかったので見送りました。

 

 

イダイナキバ

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テラス:みず 性格:ようき

持ち物:ブーストエナジー

技構成:じしん/はたきおとす/がむしゃら/みがわり

実数値:191(4)-151-151-/-105(252)-152(252+)

 

〈調整〉

 HB…水テラス時、悪テラス鉢巻パオジアンのかみくだく確定耐え。及び鉢巻パオジアンのつららおとしが80%の乱数3発。また、陽気パオジアンのつららおとしが高乱数以外身代わりが耐える。テラス時、意地A特化テツノカイナの雷パンチ確定耐え。持ち物補正なしマリルリのじゃれつく確定耐え。

 A…無振り。耐久無振りパオジアンをじしん2回で落とせ、火力を出して行く役割では無いので問題なし。

 D…ブッパ。テラス切り前提なのでかくとうタイプを消せば臆病C252ハバタクカミのムーンフォース確定耐え。水テラス時、臆病C252イーユイの火炎放射、テラバースト確定耐え。

 S…ブッパ。ブーエナ発動後最速ドラパ抜き。

 

 パオジアンとヘイラッシャ、水ロトムなどを身代わりの起点にしながら、はたき地震がむしゃらの3ウェポンで受け破壊とともにパオジアンを狩る為の型と色個体を提供していただきました。

 はたきによる残飯持ち、ゴツメ持ちのケア、浮いてる相手にもがむしゃらを入れられたりと非常に強いポケモンでした。最終日にはテツノワダチと同じ構成からか読まれる場面もありましたが、通った時に裏のポケモンでスイープする動きがストレスフリーかつ、爽快の一言です!

 

 

基本選出

 

・ハバタクカミ+ヘイラッシャ@1

セグレイブが先発として入る枠が多いもののミミッキュロトム・サーフゴー・ツツミなどと同居している刺さりの良いパオ構築にはセグレイブは裏から通すか、取り巻きによっては殆ど投げませんでした。パオジアンの他にカイリュー 、イルカマンなどが入っている構築は、積みアタッカーやチョッキ持ち構成のこれらには再展開が厳しいと感じヘイラッシャは最後まで抜けませんでした。

 

・キバ+イーユイ+モロバレル

 パオラッシャ、ハバタクカミなどがいる構築に投げる選出パターン。パオジアンかヘイラッシャ(受けコマ)どちらかを倒す事でクッションまたはアタッカーの損失を与えてイーユイとモロバレルの動きを通し易くします。

 パオジアン対面のイダイナキバは、引き先に浮いているポケモンが居てもいなくても地震から入り、居座る様ならそのまま突破。引いてくる様ならクッションに身代わりやはたきを打って動きを縛りつつがむしゃらを打ちます。

この動きが非常に強力で、セガカミラッシャの並びの圧力を盾にイダイナキバを通せる並びを意識しました。

 

・キバ+イーユイ(セグレイブ)+ハバタクカミ

 上記の何れも通しにくいと判断した時の苦肉の策となります。キバかイーユイを先発に置きながら荒らして高火力でそのまま押し切る事になります。交代をそもそも出来ない(しない)選出なので、あまり相性の良く無い構築相手にはこの並びを時折出していました。

 ツツミ入りに対して条件付きで後投げ可能なポケモンとして、イーユイの枠をセグレイブに担って貰いました。キバがテラスを切らずとも処理出来そうな対面の時は、テラスを残しながら相手にも択を迫れるように立ち回りでなんとかしました。

 

 

重いポケモン

 

・先発で出てくるブーストエナジーハバタクカミカミ及びテツノツツミ。

・どくびしやトリックを絡めてくるスカーフマスカーニャ

・Sの上がるエナボ持ちテツノドクガやトドロクツキ

 

パーティSラインの上限はこのイダイナキバとなる為、初手にキバを置いた際にこれらと遭遇すると引かざるをえない場面も起きた為、その対戦は辛いスタートを切る事になりました。

 

 

最終順位

 

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感想 Special thanks

 

今回は前期と違いなんとか自分の目標とする3桁に届きました。所属するサーバー内の色々な方の意見を貰い、時には個体提供や努力値の配分考案なども手伝って頂き感謝の念にたえません。

 

深夜帯でしか潜れないことが殆どな為、それでもいつもの皆さんが傍らで同じ様に頑張っている姿には感心させられてばかりです。

自分は対戦数よりも、一戦ごとの勝敗に拘って潜らないといったこともあるので皆さんのファイティングスピリッツは来期の励みにもなりました。

 

・個体、努力値、考察などを手伝ってくれた今期もレート2000を達成された〈まる〉さん

 

・強い順位帯での対戦やプレイングを見せつつ、深夜帯のムードメーカーにもなってくれるレギュB屈指の強者〈ひよこ〉さん

 

・わずか3ヶ月内で怒涛の快進撃を見せ、今期レート2000達成された〈こお〉さん

 

・ストイックに戦い続けながら顔を出してくれた〈スペード〉さん

 

・面白い着想や気づきを齎してくれる〈キングカズ〉さん

 

・マイナーポケに詳しすぎて暴れ狂ってる〈ロザミア〉

 

・最後にサーバーを管理され、代表として自分を温かく迎えてくれた〈じんぐうじ〉さん

 

来期もみんなで頑張っていきましょう!!

最後までお読みいただき、皆さんにも限りない感謝をお伝えします。

本当にありがとうございます!!

【S5 最終647位】虎の威を借るバンギラス  【R1950】

 

 ねんねんころり、TNころりと申します。

 

 この度、目標のレート1950 最終順位3桁を達成しましたので、お恥ずかしながら初めて構築記事を書かせていただきました。

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 稚拙な文章ですが、最後(本当に最後の最後)までお読みいただけると幸いです。

 

使用パーティ

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構築経緯

 S1〜S4まで細々とランクマに潜る中で、テラスタルと相性が悪く、苦手な物理アタッカーが多すぎるバンギラスを採用しても役割を見出せるパーティを作りたいと考えました。

 

 そこで着目したのが、S2〜S4まで流行しS5開始時点では下火になっていたセグカミラッシャの並びです。この並びは本当に多くの方が使用し構築記事にて言及されており、基礎から学ばせて頂きました。

 

 広く浅く様々な構築と渡り合えると感じたセグカミラッシャに、地面の一貫を切る・高い耐久による行動保証・スイープ性能を見込んで竜舞羽休め神速地震カイリューを加え、5体目にS4でお世話になった頑丈眼鏡ジバコイルを採用。

 

 最後に通りの良い岩・悪タイプ技と、サブウェポンの地震・けたぐりを実質タイプ一致かそれ以上の火力で打てるこだわり鉢巻を持たせることで、環境にいる特定のポケモンに対する崩し枠として役割を持たせた推しのバンギラスを採用して構築の雛形が完成しました。

 

 この時にパオジアン・イーユイ・ディンルー・チオンジェンのいずれか1体の採用を真剣に検討しましたが、バンギラスとドラゴンタイプを2体も採用する関係上、フェアリータイプの一貫が気になり過ぎたので断念。

 

 シーズン序盤はサイクル<展開<対面に偏ったこの雛形で潜り続けていたのですが、3000位台を彷徨っていた頃に

・チオンジェンを絡めたサイクル構築に遭遇

・胞子枠も環境に増え始めて対策が必須に

・ジバコカイリューの型が動かし難いと感じた

・レートが溶けて4万位台まで転がり落ちた

 などの理由から見直しを行い、並びや調整を一部変える事となりました。

 チオンジェンのやどりぎや、ドヒドの毒菱への解答としてジバコイルの枠に身代わりテツノドクガを採用。ハバタクカミの性格を変更し、パーティ内で一番選出率が低かったカイリューの持ち物や調整、技構成を変更するなどして終盤に構築が完成しました。

 

意識したこと

①少し勝ち越したからと調子に乗ってガンガン潜らない。凡骨は凡骨。一戦一戦を大事に。

②情報収集と座学を行う。負けた試合の反省点の洗い出しは欠かさず、対戦環境を把握する。

③安定行動を心がけ、深読みをしない。構築のパワーを低めにした分、試合展開や立ち回りを常に意識する。

総括として対戦のコンディションを整えること

 

個体紹介

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意地っ張り 努力値:H188 A252 B4 D4 S60 

実数値:H199 A204 B131 / D121 S89

 Hは10n-1  A特化 BD余り Sは遅いアマガ、ラウドボーン抜きを意識。 

技構成

噛み砕く ストーンエッジ 地震 けたぐり

 多くの鈍足ポケモンの上から殴れたので満足です。このバンギのメインウェポンは噛み砕くと地震で、地面の一貫を作ってからテラス地震を打ちます。無効がなく半減でも拘り火力の噛み砕くを連打してBダウンを狙い、裏のカイリューやセグレイブに繋ぐなどで活躍してくれました。

 持ち物補正なしの、臆病C252カミのフェアリーテラスムンフォ、臆病C252ツツミの水テラスドロポン、控えめイーユイのC252災い込みフェアリーテラバであれば砂下なら耐えるのは流石の一言でした。

 岩技はロックブラストと最後まで悩みましたが、当てて負けるなら外して負けろ。当たればワンチャン勝てる。極力打たないの戒めを込めてストーンエッジに。 選出率四位

 

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意地っ張り 努力値:H212 A236 B4 D4 S52

実数値:H193 A202 B116 / D121 S107

 HBDは耐久なるべく高く。Aも出来るだけ伸ばしてSは無振りロトム以下(準速ドドゲザンなど)を抜く事を想定しました。

技構成

神速 地震 ドラゴンテール 羽休め

 前シーズンから、ともかく竜舞を押す暇が無いなと感じ構築記事を漁りました所、ステロも毒菱も無い所からでもドラテによる強制交代で

・気合いの襷ケア

・積み技のリセット

・出てきた相手次第でドラテ継続か交代先へ神速及び地震で負荷をかける

 といった起点阻止兼 削り兼 スイーパー、お相手のプランを崩せる可能性を秘めた神速地震ドラテカイリューなる欲張りセット型を発見し、技構成を丸パクリしました。

 胞子枠に対して非常に強く出られる耐性と交代先に広く刺さる技構成なので、後投げから交換読みドラテもしくは地震が居座られた場合も対応していたので強かったです。 選出率五位

 

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意地っ張り 努力値:H100 A252 B4 D4 S148

実数値:H203 A216 B113 / D107 S126

  HはD4振り込みで、テラスなしでカミの臆病C252フェアリーテラスムンフォ確定耐え。A特化してB余り、Sは準速ガッサ抜きから準速75族抜かれまで。

技構成

 氷柱針 テラバースト 地震 氷の礫

 巨剣突撃をカットして等倍・抜群の範囲を広げた型です。巨剣突撃が無くて困ったことは殆どありませんでしたが、電気テラバが無ければ負けていた試合は数えきれなかったと思います。

 いかさまダイスの無いセグレイブは、普段は氷柱針を二回しか当ててくれない困ったちゃんなのに、突然五回当ててお相手有利の試合を壊してしまう所謂パチンコポケモンでした。

 耐久・素早さラインが絶妙で撃ち合いに強く、火力も申し分ありません。 選出率一位

 

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腕白 努力値:H252 B252 D4

実数値:H257 A120 B183 / D86 S55

 特に調整はしていないカチカチ物理受け。

技構成

ウェーブタックル 地割れ あくび まもる

 個人的には物理受けの最高峰。物理の積みアタッカーを牽制する代わりに、草・電気テラス持ちやテツノツツミを激しく呼び寄せるナマズ

 電気や草テラスを呼ぶとは言うものの、相手が拘り鉢巻や珠持ちでない不一致テラスによるものなら大概はまもるを挟むことで二耐えします。一度だけ、草テラス切れ味エルレイドのリーフブレードで恐ろしい目に遭いましたので胞子・宿木ケアもついでにと草テラスにしました。

 試行回数を確実に稼げる時、押せるものが無いのに引けない時以外は、地割れを押すのはやめましょう。 選出率二位

 

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控えめ 努力値:H4 C252 S252

実数値:H131 / B75 C205 D155 S187

 行動保証と受け難い火力を求めた為性格は控えめ。準速は最速ツキ、最速マスカーニャ抜かれ。

技構成

ムンフォ シャドボ サイコショック 滅び

 雛形の完成当初は臆病最速で使用していましたが、ブーストエナジーを持った耐久振りのハバタクカミの増加を確認して技構成、補正変更を決めました。

 甘える型の増加に伴い増えた(ように感じた)ロゼルの実、襷持ちのコノヨザルに出来るだけ抗えるように、火力を伸ばせる控えめに補正を変更。気合いの襷のまま使い続けました。

 

 セグレイブと並んで先発・後詰めも出来る安定枠ですが、マスカーニャやテツノブジン、トドロクツキは予め削って裏から処理する。もしくは別のポケモンで倒してからハバタクカミを着地させていました。

 選出画面で毒菱・ステロなどの撒きポケモンが見えたら先発で出すか出さないかを最初に吟味しました。襷を持たない個体が増えたカミ・ツツミ・素早さが上がらないドクガなどは比較的処理が楽でした。

・シャドボ抜群のポケモンが使うノーマルテラス

・ムンフォ抜群のポケモンが使う炎テラス

・ディンルーチオンジェンが使うテラスタル

 などなど、気まずい対面で起こる凡ゆるテラス択が恐ろしかったです。

 とりわけ恐ろしかったのは、慎重HB振り切り水テラスドオーでした。見た目がエクレアから水餅に変わったのに硬すぎます。 選出率三位

 

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臆病 努力値:H44 B4 C252 D4 S204 

実数値:H161 / B81 C192 D131 S171

 Hは16n+1で身代わり四回分。Cは振り切り且つブーストエナジーで火力上乗せ。BD余り4ずつ。Sは最速ガブ抜き抜きまで。

技構成

炎の舞 ヘドウェ アシッドボム 身代わり

 毒菱回収役にして、打点のないポケモンを起点に身代わりを張るか裏にも通る技を押します。エナジーで上がった火力(1.3倍なので実数値249くらい?)で一体持っていく事を意識しました。

 テツノツツミだけで無く、環境にいる水タイプが重くなりがちな構築なので草テラスとしました。

 より効率の良い調整があったとは重々思うのですが、勉強不足のため急ぎで作ったこの個体で出来るだけ戦いました。

 ハピナスやカミ、ドクガといったDの高いポケモンには殆どの場合でアシボから入りました。お相手が引くにしろ居座るにしろ、有利な状況を作ってくれたので偉かったです。

 サイコショックサイコキネシスといった、弱点技を待つ構築とは運良く当たらなかったので、そういった個体の対処は切っていました。そしてやはりドオーは無理です。 選出率六位

 

構築の良い所と悪い所

良い所

 特殊アタッカーの枠以外は総合耐久がやや厚めの調整になっているので、

・有利対面→テラスやお相手の変化技も考慮できたなら突っ張る

・不利対面→引き先に交代→攻撃するか展開するか、もう1サイクル稼ぐのいずれか選択

・どちらとも言えない→先発からある程度お相手の選出を予想→居座るか引くかの行動で最悪の場合をケア

 といった、自分にとって最低限の知識を前提とした対面・展開・サイクルの基本を突き詰めていける構築になったのではないかと思っています。

 1ターン目からよほどの深読みやヤンキー行動をしなければ、試合が終わるという事はまずありませんでした。

 自分が使っていて潰しの効かない要素を極力省いたつもりなので、文字通り広く浅くな出来になったと感じています。

 

悪い所

・メジャーなポケモンと型の基本を同じくする個体が多く、上に行けば行くほどきちんと対策されている

・調整を詰めきれていない個体が混じっている

・構築のバランスには気を払ったが、器用貧乏な部分もあった

 挙げればきりが無いほどですが、主にこういった点があります。これらについては実力不足を痛感しています。

 

重いポケモン

 

HB特化レベルのキョジオーン

 バンギとキョジの対面時に、テラスや守るをされずに地面テラス→バンギの一致鉢巻地震を合わせないと、以降は突破するのが非常に難しいです。何度か遭遇しましたが、泣きました。

珠または鉢巻持ちの電気テラスパオジアン

 終盤には運良く当たりませんでしたが、シーズン中盤に一度だけ当たった際には卒倒しました。

 まだ幾らか存在しますが、特筆してこの二体が本当に苦しいと感じました。

 

後書き

 終盤4/28から最終日までの三日間、仕事疲れやスケジュールの関係からトータル20戦も潜れていませんでした。しかし一つ一つの対戦に勝っていけた事や、三桁に滑り込めた事、レート1950達成と掲げた目標に届いて凄く嬉しいです。

 今作SVにおいて、準伝説が解禁された最初のシーズンで良い結果が残せたことは、これまでに学んできた事が曲がりなりにも活かせたのだと納得できました。これからまた新しい目標や楽しみを増やして、ポケモンを続けていこうと思います。そしてもう限界です。文章構成や書き方をなるべく統一するのは。

 

 

何回[思います]って書いたんだろうか?感想文じゃないんだよ戯けが。俺のことTwitterで知ってる人にはな、こんな奴じゃないって一発でバレるんだわ!

もうね、やりたい事がいっぱいあんの!!

ポケモンに沼ったから趣味が一つ増えちゃって、いまこの瞬間にも俺のタイムスケジュールには破茶滅茶が押し寄せてんだよ。

半分まぐれでも運でもやり遂げたんだよ!来期も可能な限りやってやんよ!!最後まで読んでくれてありがとう!!

 

最後の最後(Special thanks)

・バンギをくれた来期は頑張れロザミア

シャイボーイなのにノリの良さは一丁前なシグマ(PotetoSigma)

・忙しい中でも鯖に来てくれるギリギリレイドに間に合ったぱぱん

ポケモン鯖でMDとスマブラの方が多い愉快なエグジット

・全然顔見せないけどそもそも生活サイクルが違うナッシー

・また復帰してポケモンやって欲しいセーレ

・鯖でまだまともに会話したことないジュン太

まだ書きたいけど果てしないのでこれで終わり!

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