CallResonator’s diary

初めて構築記事かいた

【S10 最終488位】旧態依然クマカミサイクル【R1947】

 ねんねんころりと申します。

皆さまS10お疲れ様でした。今回は学びが多かったのもあり構築記事を書きましたので、興味のある方はぜひ最後までお読みください!

 

 

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構築経緯

 

 

 始めはハッサムやサンダーを絡めた対面操作パーティを使用して序盤元気マンしていましたが、中盤になる頃に勝率が低迷して練り直す事に。(体感ではこの時点でBIG6への対策が足りていなかった気がする)

 

 お気に入りの眼鏡ハバタクカミ+残飯ヘイラッシャ(特殊エース+クッション)を性懲りもなく軸にスタート。

 

 オオニューラのフェイタルクローや、カバルドンのあくびループといった状態異常を抜けながら技範囲と高い一貫性で殴っていけるラムのみ飛行テラスカイリュー(汎用物理エースor誤魔化し枠)を採用。

 

 電気の一貫切りと、チオンジェンやキョジオーンといった高い耐久で択をしかけてくる相手に後出しから殴っているだけでテンポを取り返せる火炎玉フルアタガチグマ(状態異常透かし+崩し枠その1)を使ってみたかったので採用。

 

 対面駒として先発・後発に出し易く、前期一位の構築にも採用されていたS10の隠れた勝ち馬ポケモンの1匹と考えられる剣舞悪ウーラオス(先発orスイーパーor崩し枠その2)を採用。

 

 ここまででフェアリーの一貫がキツすぎる&環境でシェアの高いハバタクカミやサーフゴー、ロトム系列といった特殊アタッカーへの後投げが出来る枠を検討。これらの要素を満たし顔面の圧力が強いHDチョッキジバコイル(有限特殊受け+選出誘導+対面操作)を採用し構築が完成しました。

 

※終盤にオーガポンと一部のポケモンが採用可能となった事で環境が激変し、加えて最終盤にはカミイダイトウやカバツキなどの並びも台頭。今回の構築はこれらのパーティが増えて少し動かしやすかったかもと今は考えています。

 

 

コンセプト

 

 

・スタン要素を残しつつ高火力・高耐久ポケモンで対面・展開・サイクルを回す。(その手の構築しか練度が高くない為)

 

・選出パターンを明確にし毎試合イニシアチブを取れるよう心掛ける。

 

・相性不利な並びもパワーである程度抗えるようにする。

 

・使いたいポケモンで勝ちたかった。

 

 

個体紹介

 

 

 

カイリュー 

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テラス:ひこう 性格:いじっぱり

特性:マルチスケイル

持ち物:ラムのみ

実数値:175(68)/202(236↑)/116(4)/-/121(4)/125(196)

技構成:テラバースト/しんそく/じしん/アンコール

 

《調整》

HBD…HP実数値16n-1、よくある調整のカイリュー。BDは余りで振り得。

A…なるべく高く。

S…準速キノガッサ+3。中速の中でも遅めのポケモンから低速まで抜いている程度。

 

 ラムのみとアンコールを持たせて通りの良い飛行テラバーストで裏から貫くか先発で暴れてもらっていた。相手の選出次第で三タテしてくれたりして今作最強の名に恥じないポケモンでした。

 初めて使ったが尋常じゃなく強い。オオニューラや電磁波カミを一方的にボコれて爽快感が凄いです。チオンジェンにやどりぎを打たれてからアンコールで返しても、こちらは羽休めがないので守るを挟まれると殴り勝てない事に気付いたのは勉強になりました。

選出率1位

 

 

ウーラオス

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テラス:あく 性格:いじっぱり

特性:ふかしのこぶし

持ち物:きあいのタスキ

実数値:175/200(252↑)/121(4)/80/149(252)

技構成:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/つるぎのまい

 

《調整》

 特に語ることのないASブッパ。スイーパーとして強く削れたパオジアンにも安定して使い勝手が良かった。つるぎのまいを前期1位の攻め意識さんが搭載していた事から、下手なサブウェポンよりも一致技の火力を上げて、短いスパンで大きな負荷をかける方が建設的な事に気付かされました。

 今更ながら最上位の方々が日々いかに研究されているかというものです。

選出率同率3位

 

 


ガチグマ

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テラス:どく 性格:いじっぱり

特性:こんじょう

持ち物:かえんだま

実数値:223(140)/204(204↑)/129(28)/-/107(52)/81(84)

技構成:じしん/からげんき/かみくだく/冷凍パンチ

 

《調整》

A…意地カイリューと同値+根性で補強。

HB…ステロ+やけどダメ1回+カイリュー の鉢巻逆鱗耐え。陽気A252水ラオスの水流連打確定耐え。毒テラス時鉢巻ラオスの意地特化インファ二耐え。
HD…ブエナツツミのフリドラ+ステロ+やけど込み確定耐え。眼鏡ツツミのフリドラ乱数18.75パー(SかA落とせば確定耐え)。
S…S無振りヒスイヌメとジバコ抜き。

 

 崩し枠その2と電気避けに採用しましたが、根性が乗った時のパワーが異常すぎて一瞬で虜になりました。意地A特化オーガポンのウッドホーンも毒テラス時には最大20パーしか入らない為元々の物理耐久に助けられた場面は非常に多く感じました。

 スペックが高い分扱いの難しいポケモンとも思える場面がしばしばあったので、こういったタイプのポケモンはサイクル駒としても対面崩しとしても妄りには選出しない意識は必要だと知見を得られました。

選出率同率3位

 

 

 

ヘイラッシャ

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テラス:フェアリー 性格:わんぱく

特性:てんねん

持ち物:たべのこし

実数値:257(252)/120/183(252↑)/-/86(4)55

技構成:ウェーブタックル/じわれ/あくび/まもる

《調整》

 いつものHBブッパ個体。フェアリーは終盤増えた悪テラス鉢巻パオを意識しました…というよりテラスを切りたい場面で耐性面で優秀なフェアリーが一番無難と考えていました。

 

 ヘイラッシャは基本的にオーガポン系列には弱いという認識が自分の周囲では幾つか意見としてあったのですが、誤魔化したり対面処理するだけなら型を限定する事で充分こなせると解禁当初から考えていました。

 

 特に岩・炎ポンの二体にはウェーブタックルが等倍かつASベースなら5割以上の削りは安定して入れられる為、身代わりをケアする動きとしてウェブタ→ウドホ被弾→次ターン守る→ウェブタorあくびといった順序で流すか打ち合うかを選べる。と気付いてからは徹底して受け切るという思考にはなりませんでした。

選出率同率2位

 

 

 

ジバコイル

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テラス:フェアリー 性格:おだやか

特性:アナライズ

持ち物:とつげきチョッキ

実数値:177(252)/-/135/151(4)/156(252↑)/80

技構成:10まんボルト/ボルトチェンジ/ラスターカノン/テラバースト

《調整》

 過去にくろこさんが動画で上げていたHDブッパ個体を丸パクりしました(リスペクトしました)。

 鋼枠が欲しかったことと、電気タイプや鋼の一貫切りもさることながら、採用理由として最も大きかったのは草・水・岩オーガポンの三体に対し一致技を半減で最低限受けられる事でした。

サブ技に馬鹿力のない個体をボルチェンやラスターカノンで削って、カイリューラオスの先制技圏内に入れるのが役割でした。

 非常に疑問の残る枠ですが、テツノツツミ・ハバタクカミに選出画面で圧力が欲しいと思い最終日まで使い続けました。

選出率4位

 

 

 

ハバタクカミ

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テラス:フェアリー 性格:ひかえめ

特性:ブーストエナジー

持ち物:こだわりメガネ

実数値:159(148)/-/91(124)/187(116)/156(4)/170(116)

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/ハイパーボイス/ほろびのうた

《調整》

HB…意地鉢巻カイリューのA特化じしんを最高乱数切り耐え。陽気ランドのA特化地震確定耐え。(この二体の飛行テラバは流石に耐えられなかった…)

HD…ひかえめイーユイのオーバーヒートを12.5パーの高乱数以外耐え。控えめブエナカミのC特化シャドーボール耐え。ブエナツツミのフリドラ→ドロポン耐え。控えめヒスイヌメルゴンヒードランのC特化ラスターカノン確定耐え。

C…臆病C252カミと同じになるだけ回しました。

S…最速ガブリアス抜きライン。耐久厚めのオーガポンをギリギリ抜いてるくらい。

 

 S10中盤までは対面の最速オーガポンに上からしばかれていたのが気になりすぎた為、Cを落としてSを最速オーガポン抜きまで振って耐久を更に厚めに振ったサイクル下での特殊エース兼削り役の調整で使っていました。

 しかし、このハバタクカミの倒したいポケモンが中速のエースアタッカー(カイリュー・ウーラオス・イダイトウetc.)や相手の特殊エースであったのに加え、オーガポン対面よりもカイリューと打ち合うシーンの方が明らかに多いと感じて調整を上記のものにしました。

選出率同率2位

 

 

基本選出

 

 

カイリューカミラッシャ

カイリューラオスカミ

・カミクマラッシャ

カイリュージバコカミ etc.

 崩しが必要なドヒドディンルーやチオドヒドのような並びにはガチグマやラオスといった熊クマ選出をする場合もあり、カミイダイトウ・オーガポンなどが同居する並びにはカイリューラオスの先制技持ちの選出だけは確定してから流動的に立ち回る事を意識しました。

 

 

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まとめ

 

 

 今シーズンは沢山学べる事が多く、その中で逆張りみたいな構築でこの結果なら…と概ね満足しております。

ただ、SVから目標レートや順位を明確に意識するような対戦を始めたので、もう少しだけ次シーズン以降に良い構築が作れたら次のステップを目指したいと考えています。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!