【S5 最終647位】虎の威を借るバンギラス 【R1950】
ねんねんころり、TNころりと申します。
この度、目標のレート1950 最終順位3桁を達成しましたので、お恥ずかしながら初めて構築記事を書かせていただきました。
稚拙な文章ですが、最後(本当に最後の最後)までお読みいただけると幸いです。
使用パーティ
構築経緯
S1〜S4まで細々とランクマに潜る中で、テラスタルと相性が悪く、苦手な物理アタッカーが多すぎるバンギラスを採用しても役割を見出せるパーティを作りたいと考えました。
そこで着目したのが、S2〜S4まで流行しS5開始時点では下火になっていたセグカミラッシャの並びです。この並びは本当に多くの方が使用し構築記事にて言及されており、基礎から学ばせて頂きました。
広く浅く様々な構築と渡り合えると感じたセグカミラッシャに、地面の一貫を切る・高い耐久による行動保証・スイープ性能を見込んで竜舞羽休め神速地震カイリューを加え、5体目にS4でお世話になった頑丈眼鏡ジバコイルを採用。
最後に通りの良い岩・悪タイプ技と、サブウェポンの地震・けたぐりを実質タイプ一致かそれ以上の火力で打てるこだわり鉢巻を持たせることで、環境にいる特定のポケモンに対する崩し枠として役割を持たせた推しのバンギラスを採用して構築の雛形が完成しました。
この時にパオジアン・イーユイ・ディンルー・チオンジェンのいずれか1体の採用を真剣に検討しましたが、バンギラスとドラゴンタイプを2体も採用する関係上、フェアリータイプの一貫が気になり過ぎたので断念。
シーズン序盤はサイクル<展開<対面に偏ったこの雛形で潜り続けていたのですが、3000位台を彷徨っていた頃に
・チオンジェンを絡めたサイクル構築に遭遇
・胞子枠も環境に増え始めて対策が必須に
・ジバコカイリューの型が動かし難いと感じた
・レートが溶けて4万位台まで転がり落ちた
などの理由から見直しを行い、並びや調整を一部変える事となりました。
チオンジェンのやどりぎや、ドヒドの毒菱への解答としてジバコイルの枠に身代わりテツノドクガを採用。ハバタクカミの性格を変更し、パーティ内で一番選出率が低かったカイリューの持ち物や調整、技構成を変更するなどして終盤に構築が完成しました。
意識したこと
①少し勝ち越したからと調子に乗ってガンガン潜らない。凡骨は凡骨。一戦一戦を大事に。
②情報収集と座学を行う。負けた試合の反省点の洗い出しは欠かさず、対戦環境を把握する。
③安定行動を心がけ、深読みをしない。構築のパワーを低めにした分、試合展開や立ち回りを常に意識する。
総括として対戦のコンディションを整えること
個体紹介
意地っ張り 努力値:H188 A252 B4 D4 S60
実数値:H199 A204 B131 / D121 S89
Hは10n-1 A特化 BD余り Sは遅いアマガ、ラウドボーン抜きを意識。
技構成
多くの鈍足ポケモンの上から殴れたので満足です。このバンギのメインウェポンは噛み砕くと地震で、地面の一貫を作ってからテラス地震を打ちます。無効がなく半減でも拘り火力の噛み砕くを連打してBダウンを狙い、裏のカイリューやセグレイブに繋ぐなどで活躍してくれました。
持ち物補正なしの、臆病C252カミのフェアリーテラスムンフォ、臆病C252ツツミの水テラスドロポン、控えめイーユイのC252災い込みフェアリーテラバであれば砂下なら耐えるのは流石の一言でした。
岩技はロックブラストと最後まで悩みましたが、当てて負けるなら外して負けろ。当たればワンチャン勝てる。極力打たないの戒めを込めてストーンエッジに。 選出率四位
意地っ張り 努力値:H212 A236 B4 D4 S52
実数値:H193 A202 B116 / D121 S107
HBDは耐久なるべく高く。Aも出来るだけ伸ばしてSは無振りロトム以下(準速ドドゲザンなど)を抜く事を想定しました。
技構成
前シーズンから、ともかく竜舞を押す暇が無いなと感じ構築記事を漁りました所、ステロも毒菱も無い所からでもドラテによる強制交代で
・気合いの襷ケア
・積み技のリセット
・出てきた相手次第でドラテ継続か交代先へ神速及び地震で負荷をかける
といった起点阻止兼 削り兼 スイーパー、お相手のプランを崩せる可能性を秘めた神速地震ドラテカイリューなる欲張りセット型を発見し、技構成を丸パクリしました。
胞子枠に対して非常に強く出られる耐性と交代先に広く刺さる技構成なので、後投げから交換読みドラテもしくは地震が居座られた場合も対応していたので強かったです。 選出率五位
意地っ張り 努力値:H100 A252 B4 D4 S148
実数値:H203 A216 B113 / D107 S126
HはD4振り込みで、テラスなしでカミの臆病C252フェアリーテラスムンフォ確定耐え。A特化してB余り、Sは準速ガッサ抜きから準速75族抜かれまで。
技構成
氷柱針 テラバースト 地震 氷の礫
巨剣突撃をカットして等倍・抜群の範囲を広げた型です。巨剣突撃が無くて困ったことは殆どありませんでしたが、電気テラバが無ければ負けていた試合は数えきれなかったと思います。
いかさまダイスの無いセグレイブは、普段は氷柱針を二回しか当ててくれない困ったちゃんなのに、突然五回当ててお相手有利の試合を壊してしまう所謂パチンコポケモンでした。
耐久・素早さラインが絶妙で撃ち合いに強く、火力も申し分ありません。 選出率一位
腕白 努力値:H252 B252 D4
実数値:H257 A120 B183 / D86 S55
特に調整はしていないカチカチ物理受け。
技構成
ウェーブタックル 地割れ あくび まもる
個人的には物理受けの最高峰。物理の積みアタッカーを牽制する代わりに、草・電気テラス持ちやテツノツツミを激しく呼び寄せるナマズ。
電気や草テラスを呼ぶとは言うものの、相手が拘り鉢巻や珠持ちでない不一致テラスによるものなら大概はまもるを挟むことで二耐えします。一度だけ、草テラス切れ味エルレイドのリーフブレードで恐ろしい目に遭いましたので胞子・宿木ケアもついでにと草テラスにしました。
試行回数を確実に稼げる時、押せるものが無いのに引けない時以外は、地割れを押すのはやめましょう。 選出率二位
控えめ 努力値:H4 C252 S252
実数値:H131 / B75 C205 D155 S187
行動保証と受け難い火力を求めた為性格は控えめ。準速は最速ツキ、最速マスカーニャ抜かれ。
技構成
ムンフォ シャドボ サイコショック 滅び
雛形の完成当初は臆病最速で使用していましたが、ブーストエナジーを持った耐久振りのハバタクカミの増加を確認して技構成、補正変更を決めました。
甘える型の増加に伴い増えた(ように感じた)ロゼルの実、襷持ちのコノヨザルに出来るだけ抗えるように、火力を伸ばせる控えめに補正を変更。気合いの襷のまま使い続けました。
セグレイブと並んで先発・後詰めも出来る安定枠ですが、マスカーニャやテツノブジン、トドロクツキは予め削って裏から処理する。もしくは別のポケモンで倒してからハバタクカミを着地させていました。
選出画面で毒菱・ステロなどの撒きポケモンが見えたら先発で出すか出さないかを最初に吟味しました。襷を持たない個体が増えたカミ・ツツミ・素早さが上がらないドクガなどは比較的処理が楽でした。
・シャドボ抜群のポケモンが使うノーマルテラス
・ムンフォ抜群のポケモンが使う炎テラス
・ディンルーチオンジェンが使うテラスタル
などなど、気まずい対面で起こる凡ゆるテラス択が恐ろしかったです。
とりわけ恐ろしかったのは、慎重HB振り切り水テラスドオーでした。見た目がエクレアから水餅に変わったのに硬すぎます。 選出率三位
臆病 努力値:H44 B4 C252 D4 S204
実数値:H161 / B81 C192 D131 S171
Hは16n+1で身代わり四回分。Cは振り切り且つブーストエナジーで火力上乗せ。BD余り4ずつ。Sは最速ガブ抜き抜きまで。
技構成
炎の舞 ヘドウェ アシッドボム 身代わり
毒菱回収役にして、打点のないポケモンを起点に身代わりを張るか裏にも通る技を押します。エナジーで上がった火力(1.3倍なので実数値249くらい?)で一体持っていく事を意識しました。
テツノツツミだけで無く、環境にいる水タイプが重くなりがちな構築なので草テラスとしました。
より効率の良い調整があったとは重々思うのですが、勉強不足のため急ぎで作ったこの個体で出来るだけ戦いました。
ハピナスやカミ、ドクガといったDの高いポケモンには殆どの場合でアシボから入りました。お相手が引くにしろ居座るにしろ、有利な状況を作ってくれたので偉かったです。
サイコショックやサイコキネシスといった、弱点技を待つ構築とは運良く当たらなかったので、そういった個体の対処は切っていました。そしてやはりドオーは無理です。 選出率六位
構築の良い所と悪い所
良い所
特殊アタッカーの枠以外は総合耐久がやや厚めの調整になっているので、
・有利対面→テラスやお相手の変化技も考慮できたなら突っ張る
・不利対面→引き先に交代→攻撃するか展開するか、もう1サイクル稼ぐのいずれか選択
・どちらとも言えない→先発からある程度お相手の選出を予想→居座るか引くかの行動で最悪の場合をケア
といった、自分にとって最低限の知識を前提とした対面・展開・サイクルの基本を突き詰めていける構築になったのではないかと思っています。
1ターン目からよほどの深読みやヤンキー行動をしなければ、試合が終わるという事はまずありませんでした。
自分が使っていて潰しの効かない要素を極力省いたつもりなので、文字通り広く浅くな出来になったと感じています。
悪い所
・メジャーなポケモンと型の基本を同じくする個体が多く、上に行けば行くほどきちんと対策されている
・調整を詰めきれていない個体が混じっている
・構築のバランスには気を払ったが、器用貧乏な部分もあった
挙げればきりが無いほどですが、主にこういった点があります。これらについては実力不足を痛感しています。
重いポケモン
・HB特化レベルのキョジオーン
バンギとキョジの対面時に、テラスや守るをされずに地面テラス→バンギの一致鉢巻地震を合わせないと、以降は突破するのが非常に難しいです。何度か遭遇しましたが、泣きました。
・珠または鉢巻持ちの電気テラスパオジアン
終盤には運良く当たりませんでしたが、シーズン中盤に一度だけ当たった際には卒倒しました。
まだ幾らか存在しますが、特筆してこの二体が本当に苦しいと感じました。
後書き
終盤4/28から最終日までの三日間、仕事疲れやスケジュールの関係からトータル20戦も潜れていませんでした。しかし一つ一つの対戦に勝っていけた事や、三桁に滑り込めた事、レート1950達成と掲げた目標に届いて凄く嬉しいです。
今作SVにおいて、準伝説が解禁された最初のシーズンで良い結果が残せたことは、これまでに学んできた事が曲がりなりにも活かせたのだと納得できました。これからまた新しい目標や楽しみを増やして、ポケモンを続けていこうと思います。そしてもう限界です。文章構成や書き方をなるべく統一するのは。
何回[思います]って書いたんだろうか?感想文じゃないんだよ戯けが。俺のことTwitterで知ってる人にはな、こんな奴じゃないって一発でバレるんだわ!
もうね、やりたい事がいっぱいあんの!!
ポケモンに沼ったから趣味が一つ増えちゃって、いまこの瞬間にも俺のタイムスケジュールには破茶滅茶が押し寄せてんだよ。
半分まぐれでも運でもやり遂げたんだよ!来期も可能な限りやってやんよ!!最後まで読んでくれてありがとう!!
最後の最後(Special thanks)
・バンギをくれた来期は頑張れロザミア
・シャイボーイなのにノリの良さは一丁前なシグマ(PotetoSigma)
・忙しい中でも鯖に来てくれるギリギリレイドに間に合ったぱぱん
・全然顔見せないけどそもそも生活サイクルが違うナッシー
・また復帰してポケモンやって欲しいセーレ
・鯖でまだまともに会話したことないジュン太
まだ書きたいけど果てしないのでこれで終わり!